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本登録手順 - 最終確認から物件ID取得まで

本登録では、仮登録で入力したデータの最終確認と、ゼンリン地図のアップロードを行い、物件IDを確定させます。

🔍 仮登録データの呼び出し

📂 物件の検索と編集画面への遷移

  1. INSiTEメインメニューから「物件一覧」をクリック
  2. 仮登録した物件を検索
    • 地番で検索(最も確実)
    • 略称で検索
  3. 該当物件の「物件No」をクリック
  4. 物件詳細画面が表示されます

物件詳細画面

✅ 項目1-14の再確認

本登録前に、仮登録で入力した全項目を再度確認します。

📋 確認チェックリスト

項目1: 基本情報

  • 物件ステータス:「T:提案」になっているか
  • 地番:丁目が含まれ、ハイフンで区切られているか
  • 略称:地名が含まれているか
  • ロケーション区分:適切に選択されているか
  • 施設売上:該当する場合、適切に選択されているか
  • 居抜き:該当する場合、正しく選択されているか
  • 契約形態:物件の状態に応じて適切に選択されているか

項目2: 土地情報

  • 地積:登記簿と一致しているか(平米・坪ともに)
  • 間口・奥行き:半角数字で入力されているか
  • 地目:登記簿上の地目が正しく選択されているか
  • 現況:現在の利用状況が正確に記載されているか

項目3: 制限情報

  • 用途地域:都市計画情報と一致しているか
  • 建蔽率・容積率:半角数字で入力されているか(%記号は自動で付与されます)
  • 防火指定:正しく選択されているか
  • その他制限事項:該当があれば記載されているか

項目4: 建物情報(該当する場合)

  • 建物名:具体的に記載されているか
  • 構造:登記簿の記載と一致しているか
  • 築年月:和暦で年月日まで入力されているか
  • 床面積:平米・坪ともに半角数字か
  • 出店階層:該当する階が正しく選択されているか

項目6: 近隣情報

  • 最寄り駅:距離と時間が実測値で記載されているか
  • 近隣店舗:ナショナルチェーン店が正式名称で記載されているか
  • 近隣施設:小学校・中学校が必ず記載されているか

項目5: 賃貸・売買条件

  • 地代・家賃:半角数字(千円単位)で入力されているか
  • 敷金:半角数字(千円単位)で入力されているか
  • 坪単価:自動計算されているか
  • 契約期間:適切に入力されているか
  • 売買価格:該当する場合、半角数字(千円単位)で入力されているか

項目7: NG業種

  • NG業種:オーナーの要望が反映されているか
  • 地域制限:該当する場合、設定されているか

項目8: 物件概要書備考欄

  • 条件:取引形態が明記されているか
  • 報酬:「協議」と記載されているか
  • その他必要事項:営業中の注意喚起等が記載されているか

項目9: 物件画像URL

  • 画像URLが登録されている場合、正しくアクセスできるか
  • 画像説明文が適切に記載されているか

項目10: Google Mapピン設置

  • ピン位置:正確な位置に設置されているか
  • 住所との整合性:登記地番と一致しているか

項目11: 接面道路情報

  • 道路名:正確に記載されているか
  • 道路幅員:歩道を含めた全幅が半角数字でメートル単位で入力されているか
    • GoogleMapの距離測定機能で測定(道路の端から端まで)
    • 歩道がない場合は車道のみの幅員を測定
  • 路線価:半角英数字で記載されているか
  • 都市計画道路:該当する場合、状況が記載されているか

項目12: 検索対象情報

  • 検索対象道路:該当する場合、記載されているか
  • 検索対象インターチェンジ:該当する場合、記載されているか
  • 検索対象交差点:該当する場合、記載されているか

項目13: 物件概要書備考欄(添付資料)

  • 登記資料PDF:アップロード済みか
  • 紹介資料PDF:アップロード済みか
  • ファイル名:命名規則に従っているか

項目14: ゼンリン地図

  • ゼンリン地図が正しく表示されているか
  • 物件位置が正確に確認できるか

🗺️ ゼンリン地図のアップロード

📍 ゼンリン地図の取得

ゼンリン地図は2種類必要です

  1. 拡大地図:物件周辺の詳細が分かる地図
  2. 広域地図:エリア全体の位置関係が分かる地図

取得方法

  1. ゼンリン地図システムにアクセス
  2. 物件の地番または住所で検索
    • 地番・住所のいずれでも検索可能です
    • 確実に特定するため、地番での検索を推奨します
  3. 拡大地図をスクリーンショットで保存
  4. 縮尺を変更して広域地図も保存

地図ファイルの準備

ファイル名の規則

  • 拡大地図:ゼンリン地図_拡大_[地域名].png
  • 広域地図:ゼンリン地図_広域_[地域名].png

  • ゼンリン地図_拡大_大阪市中央区本町.png
  • ゼンリン地図_広域_大阪市中央区本町.png

アップロード手順

  1. 物件詳細画面の「地図・画像」タブをクリック
  2. 「ゼンリン地図」セクションを開く
  3. 「拡大地図」の「ファイルを選択」ボタンをクリック
  4. 準備した拡大地図ファイルを選択
  5. 同様に「広域地図」もアップロード
  6. アップロード完了を確認

💰 賃貸・売買条件の最終確認

🏠 賃貸条件(賃貸物件の場合)

契約形態の確認

適切な契約形態が選択されているか確認します

建物の状態選択する契約形態
新築予定定期建物賃貸借(新築)
既存建物・居抜き定期建物賃貸借(既存建物利用)
土地のみ事業用定期借地

賃料情報の確認

項目入力内容
地代地代を半角数字で入力(単位:千円)100
家賃月額家賃を半角数字で入力(単位:千円)500
敷金敷金を半角数字で入力(単位:千円)3000
坪単価自動計算(読み取り専用)※1-
契約期間期間を入力10年、20年
その他賃貸条件特記事項があれば入力保証金6ヶ月分

※1 坪単価の自動計算について

  • 地代または家賃を入力すると、坪単価が自動計算されます
  • 計算式
    • 居抜き物件の場合:家賃 ÷ 募集区画面積(坪)= 坪単価
    • 借地の場合:地代 ÷ 土地面積(坪)= 坪単価
  • グロス金額の算出:募集区画(坪数)× 坪単価
  • この坪単価は賃料ランクに即座に反映され、物件のマッチング精度向上に寄与します

売買条件(売買物件の場合)

価格情報の確認

項目入力内容
土地価格半角数字で入力(単位:千円)80000
建物価格既存建物がある場合(単位:千円)20000
その他売買条件特記事項があれば入力価格相談可

🚫 NG業種の設定

⚠️ NG業種とは

物件オーナーが出店を希望しない業種を設定します。これにより、不適切なマッチングを防ぎます。

設定が必要なケース

  • オーナーから特定業種の制限がある場合
  • 地域の条例等で制限がある場合(例:酒蔵地区)
  • 既存テナントとの競合を避ける必要がある場合

設定手順

  1. 「NG業種」セクションを開く
  2. 「業種を追加」ボタンをクリック
  3. 該当する業種を選択
  4. 必要に応じて備考欄に理由を記載

NG業種の例

  • パチンコ・遊技場
  • カラオケ
  • 風俗営業
  • 特定の飲食業態

📝 メモ欄への記載

💬 社内向けメモの追加

物件概要書の備考欄に記載できない情報(外部に公開したくない情報)をメモ欄に記載します。

記載フォーマット

[メモ内容]_yyMMdd

記載例

前テナント退店後の空室区画_251022
オーナー○○様より価格交渉可の連絡あり_251025
テナント候補△△社が内見希望_251030

メモ欄に記載する情報の例

  • オーナーとの交渉経緯や特記事項
  • テナント候補の内見や商談の進捗状況
  • 外部に公開できない価格交渉の情報
  • 物件に関する社内連絡事項

💾 最終保存と物件ID確定

✅ 保存前の最終チェック

保存ボタンをクリックする前に、以下を最終確認します

  1. 必須項目の入力確認

    • すべての必須フィールドに値が入っているか
    • エラー表示がないか
  2. ファイルアップロード確認

    • 登記資料PDF
    • 紹介資料PDF
    • ゼンリン地図(拡大・広域)
  3. 数値の半角確認

    • すべての数値が半角で入力されているか

保存の実行

  1. 画面下部の「保存」ボタンをクリック
  2. 「保存しますか?」の確認ダイアログで「はい」をクリック
  3. 保存完了メッセージを確認

物件IDの確認

保存が完了すると、物件IDが確定します

  1. 画面上部に表示される「物件No」を確認
  2. この番号が正式な物件IDとなります
  3. 今後の管理や検索で使用します

物件ID例:P2024011501

🏪 既存店舗の登録(試作版)

📱 既存店登録アプリの概要

既存店登録アプリ(試作版) を使用して、物件周辺の既存店舗を登録し、マッチング精度を向上させます。

アクセス方法

既存店登録アプリ画面

登録範囲の設定

ロケーション区分に応じて、以下の半径で既存店舗を登録します

ロケーション区分登録半径理由
ロードサイド(都心)500m店舗密度が高く、競合が近距離に存在
ロードサイド(郊外-都心部)1km中程度の商圏範囲
駅前/市街地/商店街500m徒歩圏内の競合を重視
モール・商業施設500m施設内および近隣の競合
倉庫・工場対象外小売店舗ではないため
ロードサイド(郊外-郡部)2km広域商圏のため範囲を広く設定

登録手順

  1. アプリにアクセス

    • 上記URLにアクセス
    • 物件の住所または地番で検索
  2. 範囲設定

    • ロケーション区分に応じた半径を設定
    • 地図上で範囲を確認
  3. 店舗情報の入力

    • 検索範囲内の既存店舗を特定
    • テナント名(屋号)ごとに入力

入力ルール

屋号が複数ある企業の場合

  • 各屋号を個別に登録
  • 例:ゼンショーグループの場合
    • 「すき家」として登録
    • 「なか卯」として別途登録
    • 「ココス」として別途登録

屋号が一つの場合

  • 店舗名をそのまま入力
  • 例:「セブンイレブン」「マクドナルド」

入力形式

  • 屋号名 + 半角スペース + 店舗名
  • すき家 長田店
    なか卯 新長田店
    セブンイレブン 神戸長田店

重複チェック

  • システムが既に登録済みの店舗を表示
  • 重複している店舗のチェックを外してから登録
  • 新規店舗のみを追加

➡️ 次のステップ

本登録が完了したら、以下の作業に進みます

  1. テナントマッチングの確認
  2. 推奨テナントへの提案準備
  3. 物件概要書の配信

詳細は「チェックリストと備考欄テンプレート」を参照してください。

❓ よくある質問(FAQ)

Q: 物件IDが生成されません
A: 必須項目の入力漏れがある可能性があります。エラーメッセージを確認してください。

Q: ゼンリン地図がアップロードできません
A: ファイルサイズが50MBを超えていないか確認してください。画像を圧縮する必要があるかもしれません。

Q: 保存後に修正が必要になりました
A: 物件詳細画面から再度編集モードに入り、修正後に保存してください。更新日時が記録されます。

Q: 物件ステータスを変更するタイミングは? A: 物件ステータスは、テナント提案の進捗状況に応じて自動的に更新されます。手動で変更する必要はありません。ただし、成約時など特定の状況では手動で変更することも可能です。